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「やる気の出ないことはやらなくていい」ってのは何度でも言いたい

“やる気”というキーワードについて、いままで何度か言及してきました。

先日ネットでこんな内容が話題になっていました。

>> 発達障害の子供が「やる気がないなら帰れ」と言われ帰ってきてしまった。「空気を読む」事を伝える難しさについて – Togetterまとめ

色々な人が色々な視点でコメントしています。

何が正解で、何が間違っているなんて事は無いわけで、各自色々と考える事が良いと思います。

 

このまとめでは『発達障害』や『空気を読む』などのキーワードが、事象を複雑にしているような気がします。

何に言及しようと、それ以外に言及している人にとっては、「それは違うよ!」と突っ込みたくなるように、問題が作られています。

“なんでもよい”という本質を感じられる典型の話題だと思います。

 

さて、私がこの話題において注目したいポイントは、やる気が出ないことをやらないということは、個人において正しいという事です。
この場合の正しいとは、不自然ではないという意味に近いでしょうか。

 

発達障害だというその子の側に立った時に、やる気が無いなら帰れと言われた段階で、帰る選択を取ることは自然です。

 

しかし社会的には、違います。
社会はやる気のない人間に、その気持の赴くままになにもしてもらえなかったら困ります。
どうしても習得してもらいたい技能があるし、それを行使して仕事してもらいたいわけで、いろいろな手段を駆使して個人にそれをやらせようとしてきます。

個人がやる気の出ないことをやったほうがいい場合というのは、やると利益を産んだりやらないと不利益を被る場合です。
この2つの例外ケースでのみ、やる気の出ないことをしたほうが良いといえるのです。

社会はこの例外へ状況を誘導するような仕組みや環境をたくさん用意していて、今回もそういう案件でしょう。

 

個人は、やったほうが良いなぁと少しでも思えることだけやれば良いのです。

まったくやる気の出ない≒やる必然を感じないことを、無理してやらなくていいのです。

 

私は「やる気の出ないことはやらなくていい」ってのは何度でも言いたいです。

あなたがやりたいと思えることをやって、あなたの人生を歩んで欲しいです。

そして、ここにおける例外は、
あなたのことをとても大事にしてくれていると感じる人のうち、将来を見通す力という項目において尊敬できる人がいうことは、やる気がでないことだったとしても、根性出してやったほうが良いということかと、僕は考えています。

By |8月 16th, 2016|日記|「やる気の出ないことはやらなくていい」ってのは何度でも言いたい はコメントを受け付けていません。

子どものやる気を引き出すために

Amazonの本読み放題サービスが日本でもリリースされました。

さっそく試しに契約して本を読んでいます。

タイトルをなんとなく眺めて、「あぁ、この本はきっとあの事を書いてあるんだろうなぁ」とあたりをつけて、最初の一冊をこの本に決めました。

『子どもが「やる気」になる質問―叱る前に問いかけると、こんなに変わる!』
子どもが「やる気」になる質問―叱る前に問いかけると、こんなに変わる!

子どもへの普段の声掛けはとても大事です。

子どもは、大人がいつもどのような『言葉』を使っているのかよく観察しているのです。

人間の思考は言語によって既定されています。

これは、普段使っている言葉で人間は思考するといことです。

楽しくなる言葉がたくさんあれば楽しい思考に傾き、暴力的な言葉がたくさんあれば暴力的な思考に傾きます。

 

この本は、「子どもを”やる気が出るような思考”に導くために、大人が子どもに掛ける言葉を慎重に選んでいこうよ。」という内容が書かれいました。

良い良い(^^)

具体的な声のかけ方が気になる方はどうぞ購入してみてくださいな。

By |8月 3rd, 2016|日記|子どものやる気を引き出すために はコメントを受け付けていません。

◯◯ニウムが必要

私が「◯◯ニウム」という表現を初めて確認したのは、這いよれ!ニャル子さんというアニメです。

主人公の母親である八坂頼子が以下のような文脈で、使用していました。

八坂頼子は「ムスコニウム」「ダンナ酸」という未知の元素及び未知の栄養素を必要とし、定期的に生成・摂取しないと欠乏し「本調子になれない」などの弊害が出るとのこと。
それぞれ息子である八坂真尋と夫(=真尋の父)とのスキンシップにより生成される。

>> 八坂頼子 (やさかよりこ)とは【ピクシブ百科事典】 http://dic.pixiv.net/a/%E5%85%AB%E5%9D%82%E9%A0%BC%E5%AD%90

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自動車を動かすためには、ガソリンが必要です。

同じように人間が何か行動をするときには、何かしらのエネルギー物質が必要と考えるのが妥当です。

単純な物理法則の話で、その事を前提に考えると見えてくるものがたくさんあります。

そしてこういう問を立てることが出来ます。

人間が行動を起こすのに必要なエネルギーは、単純に本食品標準成分表に掲載されている栄養素で全て説明をつけることが出来るのか?

経験上それが全てではないと、私は感じます。

さらに言うと以下の様な事実、こんな画像を見たことは無いでしょうか?

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「行動」について、この桶の一つの板に◯◯ニウムという未知の栄養素が設定されているような気が致します。

行動の果てには結果という答えが待っている。例外はない。  >>アニメ コードギアス C.Cのセリフより

“なにも行動しない”という結果は、必ず過去の何かしらの行動の結果から影響をうけています。

八坂頼子は、自らが頑張るためには「ムスコニウム」が必要だと突き止め、それは息子をギューとすると摂取出来ることに気づき良く良くギューとしています。

 

私は、手を変え品を変え似た事を言っているわけで、「◯◯ニウム」とは「行動できる理由」と言い換えることが可能なわけです。

私は「◯◯ニウム」という言い方は、とても親しみが深いと感じます。

 

さぁ、あなたが頑張るために必要な栄養素は、なんという名前が付いているのでしょうか?

そしてあなたの大切な人が、より良い幸せな明日を迎えるための行動を自分で選択していくために必要な栄養素には、一体どんな名前が付いているのかな?

By |7月 20th, 2016|日記|◯◯ニウムが必要 はコメントを受け付けていません。

普通の勉強のやり方

全ての道はローマに通ずるかのごとく、勉強だろうが運動だろうが、学びの基本というものがあります。

その情報は誰しもアクセスできるのにもかかわらず、面倒でなかなか理解・実行が出来ません。

私が通常の学習指導で行っている『理想と現実のギャップを埋める』という教育原理を軽く解説します。

 

【イメージしながら読んでみてください】

1・理想「この状態は完璧である」

2・現実「今わかっている、出来ることはコレである」

3・ギャップ「理想と現実では、これとあれとそれが違う」

4・埋める「知らなかったこと・足りないこと・間違っていたことを習得し直す」

以降は2.3.4の繰り返し

 

家庭教師は、1の理想を理解しているので、2の現状を見て、3のギャップを見つけ出し、4で埋めるべきポイントを列挙することが出来ます。

あとは、家庭教師が列挙したポイントを生徒は習得するだけです。

 

学習の原理・原則・本質のお話でした。

因みにChixyの目標は、子どもにこの1.2.3.4を自分で出来るようになってもらうことです。

ついでに、このサイクルを自発的に行おうとする人間に育ってもらうことが理想です。

そのために必要だと思うことを先生たちが真剣に考え実行しています。

 

もちろん生徒や親御さんの都合に合わせて、最初から自分でサイクルを回せる人相手に、理想と現実のギャップを列挙する作業を超高速でお手伝いすることをメインの指導として行うことが可能です。

By |7月 18th, 2016|日記|普通の勉強のやり方 はコメントを受け付けていません。

勉強をなさねばならぬ理由がある

私が受け持つことの多い生徒は、ふつうじゃない子が多かったりします。

ふつうじゃないというのはどういう意味かというと、「キミは普通じゃないよね」って言うと喜んじゃう人のことです。

事実その子たちは、多数の子どもとは違う感性を持っている気がするし、どこか私に似ているところがあります。

彼らとは、巡り合わせというか、なんだかんだで僕の所に”流れ着いてきた”といったそういう出会いだったりします。

普通ではない彼らへの指導は、普通ではありません。

成績を上げるという一点について言及したとしても、勉強を教える事の優先順位が上に来ることなどほとんど有りません。

普通ではない彼らに必要なのは、往々にして【勉強をやる理由】です。

普通ではない彼らは感覚が鋭敏で、本質ではない押し付けの大人の理由を嗅ぎ分けます。

「常識である」「当たり前だ」「世間では」などを無条件で受け入れることが出来ません。

彼らには、彼らにだけ通ずる彼らだけの【理由】が必要です。

ひとりひとりの人生が違うように、ひとりひとり勉強をやる理由は違う。

今回は、分かる人だけわかればいい話でした。

By |7月 18th, 2016|日記|勉強をなさねばならぬ理由がある はコメントを受け付けていません。