教育の可能性を信じるものとしては、教育の負の面もしっかりと見つめる必要があると考えています。
教育業界では「子どものやる気を出すために」という考え方が主流だったりますが、これの危険性やデメリットについてあまり知られていない気がするので、書いてみたいと思います。
「子どものやる気を引き出します」というのは、つまり子どものやる気をコントロールするということです。
少しずつ変換して「他人のやる気をコントロールする方法」⇛「他人をコントロールする方法」となります。
他人からコントロールされるのになれた人間 にします!
他人からコントロールされないと行動しない人間を育成しましょう!
極端に考えるとこんな感じになりまして、やる気を引き出すという行為に、どのような危険性を含んでいるのか理解がしやすいと思います。
以上を踏まえた上で、一般的な行動学の話をすこしします。
人は人とのかかわり合いの中で生きています。互いに影響を与えながらいきています。
「嬉しい・楽しい」など良い反応があれば、もっと好きになりますし、「苦しい・つまらない」など悪い反応があれば嫌いになります。ここから子どもにどう接すればいいか見えてくるのではないでしょうか。
勉強をやるようになる行為
・やったことを褒める
・やった結果良い点をとる
・勉強そのものが楽しい
・勉強と楽しいことが連動している
勉強をやらなくなる行為
・やったことを褒めない
・やっても良い結果がこない
・勉強がつまらない
・勉強と辛いことが連動している
いろいろバランスが大切というのに、行き着きますよね。