一体いつから——鏡花水月を使っていないと錯覚していた? by 藍染惣右介

私くらいの年齢の人であれば、上記のセリフを知っているのではないでしょうか?

この記事のタイトルは、久保帯人先生が週刊少年ジャンプで2001年から連載している漫画『BLEACH』に出てくる敵キャラ、藍染惣右介のセリフのパロディーです。
ちなみにこのセリフのシーンの単行本掲載は、2010年の6月発売の45巻ですね。

詳しく知らない人は『相手の五感を支配し、対象を誤認させることが出来る「完全催眠」の能力』が鏡花水月だと思ってください。

作中において、主人公以外の登場キャラクターは全てこの鏡花水月の支配下にありました。主人公以外、みんな完全催眠にかかっていたわけです。

鏡花水月を操る藍染惣右介さんは最強です。そして、この藍染惣右介さんの鏡花水月は、漫画の世界のキャラだけではなく、現実の世界の人間にも影響与えている節があります。(・・・何・・・・だと・・・)

一体いつから——失敗を悪いことだと錯覚していた?

勉強が苦手、嫌いだと言う子の傾向の一つに次の事が見られます。

失敗を悪いことだと考えている。

そういう子は、失敗は悪いことだと思っていて、失敗することが怖いし、知られたくないから、失敗したら隠すし、失敗しないように何事にも挑戦をしないようにしています。

失敗は悪いわけがありません。

赤ちゃんの時は、うんこやしっこをそこらじゅうで漏らしまくります。平気で食べ物をこぼして服やテーブルを汚しまくります。これは失敗ですよね?でも悪いことですか?

人間は最初は何もできないのが普通です。

やってみて、失敗して、どうやれば良いのか考えて、それでも失敗してというのを繰り返して、少しづつできるようになるものです。

誰もが知っている真理のはずです。そう経験してきているのだから!!・・・・

君たちは、一体いつから——失敗を悪いことだと錯覚していた?

一体いつ、鏡花水月の完全催眠にかかってしまったのか?

藍染惣右介が現実に出てきているんだと思います。そして鏡花水月を使ったんだと思います。

鏡花水月を解くのは並大抵な努力ではできません。BLEACHを見てください。作中でその催眠を解くことができたのは、一人だけでした。それも、自分の人生を全てまるごと費やして、やっとの結果です。

ベーシックスキル

失敗は良いこと。当たり前のこと。失敗が悪いなんてことは天地がひっくり返ってもありはしない。

by ohashi

この世の中、鏡花水月にかかっている人が多いです。子供にかぎらず大人にも多いです。
これも仕方が無いことなのでしょうか。

きっと鏡花水月によって認知を歪まされているんです。

“自然な状態”を観測しようと意識してください。ベーシックスキル獲得はその先にあります。

概念的な話でばかりで、つまりどういうことだよ?という文句が今日も聞こえてきそうです。

クリティカルに話します。

失敗を褒めてください。

以上です。

BLEACH 45 (ジャンプコミックス)