『学力テスト』というものがあります。

これは一般的には、生徒個人が持ち得る知識の量を測るテストですね。

脳みそにどれだけの知識が詰めこまれているのかを測ることには、それなりに有意義なことだと私は考えています。

ネット界隈では、よく人生をできの悪い「ゲーム」にたとえて『人生はクソゲーである』と表します。一般的には良いゲームとは、説明が親切であり、理不尽な出来事や不具合がなく、主人公や仲間のステータス(能力値)が可視化されていて、わかりやすいものを指します。

諸説ありますが、とにかく「親切」であることと「努力が報われる」ということは、良いゲームと言われるには外せない要素だと私は分析しています。

「クソゲー」はその逆で、「不親切」と「理不尽」の塊のようなゲームのことをいうことが多いです。

私たちが生きる世界では、ゲームのようにウィンドウが表示されて、自身のステータスを確認することはできません。自分ではたくさん努力したと思っても、報われるとは限りません。理不尽だと感じる出来事は当たり前のようにありふれています。

現実は、チュートリアルもなく、いきなりボスラッシュ(ゲーム最終面によくあるいままでのボスが連続で出てくるイベント)から始まるような世界です。

そんな厳しい現実世界において、唯一といってもよい、日本人みんなに与えられた、自らのステータスを確認することができるように配慮されたボーナスイベント、それが『学力テスト』です。
「テストが嫌い」と考えている人がどうにもおおそうで、身構え過ぎている気がしたので、そんな人たちに「テストは敵じゃないんだよ」と囁きたくなったので、こんな文章を書きました。

あとですね、テストは試されているのではなく、試しているのです。自らの能力値を参照する機会です。

ぜひ、自分の能力値を正確に把握して、今後のレベル上げの計画に役立ててくださいな。